Data-TemporaryBag-0.06 > Data::TemporaryBag
名前¶
Data::TemporaryBag - テンポラリファイルを用いて大きなデータを取り扱う
概要¶
use Data::TemporaryBag;
$data = Data::TemporaryBag->new;
# 文字列を追加
$data->add('ABC' x 1000);
# オーバーライドされた'.='演算子も使えます。
$data .= 'DEF' x 1000;
...
$substr = $data->substr(2997, 6); # ABCDEF
説明¶
Data::TemporaryBagモジュールは、大きなデータを扱う入れ物オブジェクトを提供します。 小さなデータはオンメモリで処理します。データが$Thresholdよりも大きくなると、内部で テンポラリファイルに保存します。
メソッド¶
- Data::TemporaryBag->new( [$data] )
-
新しい入れ物を作ります。
- $bag->clear
-
$bagをクリアします。
- $bag->add( $data )
-
$dataを$bagに追加します。 '.='代入演算子も同等の働きをします。
- $bag->substr( $offset, $length, $replace )
-
$bagから部分文字列を取り出します。標準のsubstr関数と似た働きをしますが、 lvalueにはなりません。
- $bag->clone
-
$bagを複製します。
- $bag->value
-
$bagの中身のデータを文字列で取り出します。 文字列は非常に大きいものである可能性があります。
- $bag->length
-
データの長さを返します。
- $bag->defined
-
$bagの中身が定義されているかどうかを返します。
- $bag->is_saved
-
$bagがテンポラリファイルに保存されているかどうかを返します。
グローバル変数¶
- $Data::TemporaryBag::Threshold
-
データをファイルに保存する閾値を、キロバイト単位で設定します。 デフォルトは10。
- $Data::TemporaryBag::TempPath
-
テンポラリファイルを作るディレクトリを指定します。 デフォルトは$ENV{TEMP} || $ENV{TMP} || './'。
- $data::TemporaryBag::MaxOpen
-
オープンしたままにしておく最大ファイル数を指定します。 デフォルトは10。
コピーライト¶
Copyright 2001 Yasuhiro Sasama (ySas), <[email protected]>
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翻訳者¶
笹間康弘 ([email protected])